つぶあん英語

つぶあん好きの筆者が英語の学習法などについて書いています。

いきなり英会話を始めても大丈夫?まずすべきことはコレ!

この記事では、英会話レッスンの受講を始める前にまずすべきことを解説します!

 

「英語を話せるようになるために、英会話を始めたい…。でも、いきなり英会話を始めても効果が薄いのかな?」

「スピーキング力を鍛えたいけど、英語初心者の自分は何から始めればいいのかな?」

「短期間のオンライン英会話で話せるようになるためには、どんな準備が必要なのかな?」

 

こうした疑問や不安をお持ちなら、是非お読みください!

 

 

1【結論】英会話を始める前にTOEIC600点を取ろう!

英会話レッスンを始める前に、TOEIC600点を取得すべきです。

より正確に言えば、TOEIC600点レベルの単語・文法知識およびリスニング力を獲得するべきです(ここでは分かりやすい指標としてTOEICの点数を示しています)。

 

TOEIC600点は、中学英語をしっかりとマスターしていれば取得可能な点数だと言われています。

つまり、英会話を始める前に中学レベルの英語をしっかりと身に付けておく方が良い、ということです。

 

以下ではその理由を述べていきます!

 

2 なぜ英会話をはじめる前にTOEIC600点を取得した方がいいのか

実践的な英会話練習を始める前に、まずTOEIC600点を取得した方が良い理由として、以下が挙げられます。

  • 英語を話すためには中学レベルの単語・文法知識が必要

  • 英語を聴く力もそれなりに必要

  • 焦らず筆記勉強をする方が、最終的に早く話せるようになる

この3点について、それぞれ詳細に述べていきます。

 

2.1 英語を話すためには中学レベルの単語・文法知識が必要

話し言葉では、書き言葉に比べて、語法や文法に求められる正確性が低いです。

会話は相手に合わせて即時に行うものなので当然ですね。

 

とはいえ、中学レベルの単語や文法の知識が固まっていないと、「簡単な単語をあたふたとテキトーに並べる」程度の英会話になりかねません。

 

したがって、英語を「話す」といえるレベルに達するためには、中学英語のマスターが求められるのです。

 

「え?むしろ中学英語レベルでいいの?」

と思われるかもしれませんが、中学レベルの単語と文法の知識があれば、英会話は十分可能です。

 

日常で日本語を話すときのことを考えてみてください。

「緊急の顧客対応を迫られ、最近はやむを得ず長時間の超勤をしている」

なんて言いませんよね?

 

普通の会話は、もっと簡単な単語と文法で済みます。

「お客さんに急ぎで対応しなきゃいけなくて、最近残業が増えてるんだよね」

のように。

 

それは英語でも同じ。会話にはそれほど高度な知識は要りません。

だから、中学英語が分かっていれば、英会話の素地としては十分なのです。

それどころか、中学英語を完全に使いこなせれば、実はかなりの表現力になります。

 

2.2 英語を聴く力もそれなりに必要

英会話というとスピーキング力が注目されがちですが、当然リスニング力も必要です。

会話とは、相手の話すことを「聞き」、それを受けて自分が話すことですよね。

相手の言っていることが理解できなければ、会話ができているとは言えません。

そこで、TOEIC600点程度のリスニング力が必要になるのです。

 

600点レベルで良いのかと不安にお感じかもしれませんが、問題ありません。

なぜなら、会話におけるリスニングは、TOEICなどのテストのリスニングと比べて簡単だからです。

その理由には以下のようなものがあります。

  • 会話相手と同じ文脈を共有している
  • 表情や身振り手振りが大きなヒントになる
  • 聞き返せる
  • もっとゆっくり話してもらえるようお願いできる

 

こう考えると、テストのリスニングってめちゃくちゃハード!

何者がどんな話題で話しているかも分からない英語を一発で聞き取らなければいけません。しかも聞き取れなくても、もっとゆっくり話して欲しいとお願いすることもできません。

 

TOEICで600点を取る程度のリスニング力(と必要ならば相手に聞き返す勇気)があれば、会話の「聞く」部分で問題が生じることは少ないはずです。

 

2.3 焦らず筆記勉強をする方が、最終的に早く話せるようになる

「単語や文法の知識とリスニング力が英会話に必要なことは分かった。でも、それって英会話をやっているうちに次第に身に付くものじゃないの?」

とお考えかもしれません。

 

その考えは間違ってはいません。英会話を続けていれば、次第に文法知識やリスニング力も身に付いていくはず。

実際、英語圏の赤ちゃんだって、文法や単語の勉強なんてせずに実践英会話を繰り返して立派に英語を話せるようになります。

 

でも、英語圏の赤ちゃんと同じくらい大量の英語を浴びることはできません。

吸収力バツグンの赤ちゃんの脳と同じくらい短期間で新しい言語を習得することもできません。

「この言葉が分からないと生死に関わるかも」と本能的に感じているはずの赤ちゃんと同じくらい熱心に英語を学ぶこともできません。

 

ひたすら実践英会話を繰り返して話せるようになる、という方法は、大人になってからでは非効率的なのです。

 

貴重な時間とお金をかけて英会話に取り組むのですから、非効率的なのはイヤですよね。

 

だから、既に成熟してしまった私たちは、その発達した脳を生かして、まずは英語の体系(=基礎的な文法と単語)を学ぶべきです。

体系的な英語という骨組みを完成させた後に、実際の会話練習で肉付けをしていくイメージです。

 

「中学英語が未完成なまま焦って英会話レッスンを繰り返す」よりも、「一度落ち着いて中学英語レベルの筆記勉強をしてから英会話を始める」方が、最終的にはより早く英語が話せるようになると思います。

 

3 まとめ

英会話を始める前に、TOEIC600点(=中学の単語と文法をマスターしたレベル)を取得しましょう。

これは、

  • 英語を話すためには中学レベルの単語・文法知識が必要
  • 英語を聴く力もそれなりに必要
  • 焦らず筆記勉強をする方が、最終的に早く話せるようになる

といった理由からです。

 

基礎知識をしっかり固めてから、満を持して英会話を始めましょう。

そうすれば、着実に話せるようになるはずです。